「借金ゼロになった…!」その次に何をするかで未来が変わる
長かった返済生活に一区切りつき、「ようやくカードローンを完済した!」という瞬間は、精神的にも経済的にも大きな達成感を得られるはずです。
しかし、完済はゴールではなく、新しいスタートでもあります。
ここでしっかりと「完済後にやるべきこと」を実行しておくことで、
今後の信用情報や家計管理、さらには将来のローン申請にも良い影響を与えることができます。
今回は、カードローン完済後に必ず行っておきたい“3つのステップ”を詳しくご紹介します。
① 信用情報を確認する:完済の記録が反映されているか?
完済後に最も大切なのは、「信用情報に正しく反映されているかの確認」です。
金融機関は、契約の開始から完済までの情報を信用情報機関に報告していますが、まれに記録の反映漏れや遅れがあることも。
✅ チェックすべきポイント
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「完了」「契約終了」などの表記になっているか
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残高が“0円”になっているか
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延滞や異動情報が残っていないか(過去に問題があった人)
✅ 信用情報を確認する方法
日本には以下3つの信用情報機関があります。
信用情報機関 | 主な利用者 | 開示費用 |
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CIC(シー・アイ・シー) | クレジット会社・消費者金融 | ¥1,000(ネット) |
JICC(日本信用情報機構) | 消費者金融 | ¥1,000(ネット) |
JBA(全国銀行協会) | 銀行 | 無料(書面) |
完済後1〜2ヶ月後に一度開示しておくと安心です。
② カードローンの「解約」をする:信用枠は残したままで大丈夫?
意外と多いのが、「完済した=契約が終了した」と勘違いしてしまうケースです。
実際には、**残高0円でも契約は“生きている状態”**です。
そのため、審査などで「まだ借入枠がある」と見なされ、他のローンに悪影響を及ぼす可能性もあります。
✅ カードローンを解約すべき理由
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与信枠を整理できる(審査で有利になる)
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「借金体質」の印象を避けられる
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無駄な誘惑を減らす(使ってしまうリスクを抑える)
✅ 解約方法(例)
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カスタマーセンターに電話
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「完済したので、契約を終了したい」と伝える
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契約終了書類が送られてくる or 電話のみで完了
※Web完結型の場合は、アプリやマイページから手続きできることも。
③ 今後の家計管理を見直す:もう借金に頼らない生活へ
完済は一つのリセットのチャンスでもあります。
同じ状況を繰り返さないよう、日々の家計管理や資金計画を立て直すことが大切です。
✅ おすすめのアクション
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家計簿アプリを活用して支出を「見える化」
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緊急時用の生活防衛資金(最低3ヶ月分)を確保
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保険・サブスク・通信費の見直しで固定費を圧縮
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クレジットカードや電子決済の使い過ぎに注意
✅ 「お金の教育」は自分にとって最大の資産
完済した今だからこそ、「二度と借金に頼らなくていい」生活設計が可能になります。
金融リテラシーを高めることで、将来のマイホーム購入や老後資金にも大きな差が出てきます。
番外編:完済証明書は取っておくべき?
金融機関によっては、希望すれば「完済証明書」を発行してくれます。
これを保管しておくと、
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他のローン審査で「完済実績」を証明できる
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住宅ローンの申請時にプラスに働く
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万が一信用情報の記録に誤りがあった場合に備えられる
という利点があります。希望する場合は電話で申請するだけでOKです。
まとめ:完済後こそ、本当の“信用力”が問われる時期
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信用情報に完済が反映されているか確認する
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契約を放置せず、きちんと解約する
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家計の見直しで二度と借金に頼らない生活を目指す
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必要なら完済証明書も取得しておくと安心
完済はゴールではなく、「信用力回復と再出発のスタートライン」。
ここから、もっと自由で健全なお金の使い方ができるよう、一歩ずつ積み上げていくことが大切です。