「自営業はローンが通らない」って本当?
「会社員じゃないからカードローンは難しいんでしょ?」
「収入が安定してないから無理そう…」
そんなふうに思っている自営業者やフリーランスの方は少なくありません。
たしかに、一般的な会社員に比べて、自営業者のカードローン審査はやや厳しめとされています。
しかし、通らないわけではありません。
実際にフリーランスでも、十分に借り入れができている方は多数います。
この記事では、自営業者がカードローンを使う際の注意点、審査の見られ方、通過のコツ、利用後の管理法までを詳しく解説します。
カードローン審査で見られる3つのポイント
自営業・フリーランスの場合、審査では以下の点が特に重視されます。
① 収入の安定性と継続性
会社員のように毎月決まった給料があるわけではないため、
「波がある収入でも安定的に返済できるか?」がポイントです。
→ 過去2〜3年分の収入を安定して得ていれば、十分評価されます。
② 事業実態と信用性
収入を得る“仕組み”が不明瞭だと、「本当にこの人は仕事をしているのか?」と疑われることもあります。
→ 開業届・確定申告書・収支内訳書など、事業を行っている証拠が重要です。
③ 信用情報(クレヒス)
クレジットカードや過去のローン返済履歴に延滞・トラブルがないかが重要。
属性が弱い分、クレヒスの信頼性でカバーする必要があります。
審査に通りやすくするための準備とは?
✅ 直近2年分の「確定申告書」を用意する
所得がどれくらいか、安定して収入があるかを示す大切な資料です。
「白色申告」より「青色申告」の方が評価されやすい傾向もあります。
✅ 開業届や事業の実績を揃えておく
名刺、請求書、取引先との契約書、WebサイトのURLなどがあると、事業の信頼度を高められます。
✅ 利用目的を明確にしておく
カードローンの用途が事業資金か生活費かを伝える必要があります。
※事業資金目的の場合、ビジネスローンを勧められることもあります。
自営業者におすすめのカードローンの選び方
自営業者・フリーランス向けに選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。
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収入証明の提出条件がゆるい(※50万円以下なら不要など)
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審査スピードが早い(即日対応可)
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Web完結型(来店不要・郵送なし)
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低金利 or 上限金利が15%未満
また、メガバンク系より、地方銀行やネット銀行、消費者金融系の方が柔軟な審査をしているケースもあります。
審査後に気をつけたいポイント
無事に審査に通ったあとは、使い方や返済管理にも注意が必要です。
✅ 生活費と事業資金を混同しない
カードローンは基本的に「個人向け融資」であり、事業資金利用は契約違反になることもあります。
→ 生活費の補填、税金支払いなどに用途を限定しましょう。
✅ 収入が減る時期を想定して返済計画を立てる
フリーランスは収入が季節によって波があることも多いです。
→ 返済額は最小限に設定し、収入がある時に繰上げ返済を活用するのがおすすめです。
✅ 毎月の返済を「経費」にできないことに注意
カードローンは基本的に個人ローン扱いなので、利息や返済は原則として経費計上できません。
もし審査に落ちてしまったら…?
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他社借入が多い → おまとめローンを検討
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所得証明に不備 → 青色申告や帳簿の整備を進める
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クレヒスが弱い → 家賃・スマホ料金などの支払い履歴を積み重ねる
自営業者でも、地道に信用力を積み重ねていけば、借入できる可能性は大いにあります。
まとめ:フリーランスでも十分に可能性はある
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自営業者は「事業の継続性」と「信用情報」がカギ
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確定申告・開業届・Web実績で信頼度を補強
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収入が不安定な分、無理のない返済計画が重要
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万が一落ちた場合は、再挑戦に向けての準備を丁寧に
会社員でないからといって諦める必要はありません。
むしろ、正しい準備と情報開示をすれば、自営業者の方が柔軟な資金活用ができる場合もあるのです。
自分の状況に合ったローン選びと堅実な管理で、フリーランスでも安心した生活設計をしていきましょう。