「なぜ自分だけ審査に落ちるの?」その理由、実は共通点があります。
カードローンを申し込んだものの、「審査に落ちてしまった…」という経験をされた方も少なくありません。
特にネットで「即日OK」「柔軟審査」などの言葉を見て安心して申し込んだのに、まさかの否決通知。
落ち込むと同時に、「なぜ?」「何が原因だったの?」とモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。
実はカードローン審査には、**多くの人が知らない“落ちる理由の共通パターン”**があります。
この記事では、金融機関がチェックしているポイントと、「審査に落ちやすい人」の特徴をわかりやすく解説します。
審査で見られている主なポイント
まず、カードローン審査では次のような要素が総合的にチェックされます。
-
年収や職業、勤務年数
-
信用情報(クレジットやローンの利用履歴)
-
他社の借入状況(件数・残高)
-
申込者の年齢、家族構成
-
返済能力(収支のバランス)
これらの中で、明確に「基準を下回る」と判断された場合、審査通過は難しくなります。
審査に落ちやすい人のNGパターン5選
【NG①】他社からの借入が多すぎる
借入件数が3社以上、借入総額が年収の3分の1を超えている場合は、貸金業法の「総量規制」により原則として新規借入ができません。
また、件数が多い=管理能力に不安があると判断されることも。
対策:
→ 借入件数を減らす(完済できるものから優先して整理)
→ まとめローンや借換えを検討する
【NG②】信用情報に「傷」がある(ブラックリスト状態)
信用情報には以下のような内容が記録されています:
-
過去の延滞・滞納(2ヶ月以上)
-
債務整理(任意整理、自己破産など)
-
強制解約・強制回収の履歴
-
クレジットカードの支払い遅延
信用情報に問題があると、多くの金融機関では審査落ちの原因になります。
対策:
→ 自分の信用情報を「CIC」や「JICC」で開示して確認
→ 過去の延滞は5年程度で記録が消えるのを待つしかないケースも
【NG③】収入が不安定・職歴が短い
特に以下のような属性は不利になりがちです:
-
アルバイト・日雇い・フリーランスで月収が不安定
-
勤務年数が1年未満(特に転職直後)
-
無職・専業主婦(配偶者の収入が基準)
※一部の金融機関では配偶者の収入で申し込める「配偶者貸付制度」などもありますが、審査基準は高めです。
対策:
→ 勤続年数が半年以上になるまで待つ
→ 定期収入の証明書類(給与明細・源泉徴収票など)をしっかり提出
【NG④】短期間に複数のローンに申し込んでいる
「どこか一つでも通れば…」と、同時に3〜4社へ申し込む方がいますが、これも審査に不利な要素となります。
信用情報には「いつ・どこに・何件申し込んだか」も記録され、これが「申し込みブラック」と呼ばれる状態です。
対策:
→ 申込は1〜2社に絞り、落ちたら1ヶ月空けて再申込
→ 申し込み履歴は6ヶ月で消えます
【NG⑤】申込内容に虚偽がある
-
勤務先名や電話番号が間違っている
-
年収を実際より高く記載した
-
借入件数を少なく見せた
これらの行為は「情報の信頼性がない」と判断され、即審査落ちになるケースがあります。
対策:
→ 正確な情報を記入する(年収などは証明書でバレる)
→ 書類提出時も一致していることを確認
審査落ちでも落ち込まない!改善すれば再チャレンジも可能
一度審査に落ちたからといって、すべてが終わったわけではありません。
金融機関によって審査基準は異なり、「A社では落ちたが、B社では通った」ということも珍しくありません。
また、以下のような対策をすることで通過率が上がる可能性があります:
-
借入を整理して件数を減らす
-
信用情報の内容を確認し、問題があれば改善
-
短期間の連続申込を避ける
-
書類の整合性をチェックする
審査に落ちたときの次の一手
① 信用情報を確認する(CIC・JICCなど)
→ たった1,000円程度で開示できる。ネットからも可能。
② 債務整理を検討(借入が多すぎる場合)
→ 弁護士・司法書士への無料相談を活用
③ 無利息期間のあるローンなどを再検討
→ 初回30日無利息などは、返済負担を軽減する選択肢
まとめ:審査に落ちるのは「たまたま」ではなく「理由」がある
-
落ちる人には共通のNGパターンがある(借入過多・信用情報・収入不安定など)
-
落ちた理由を把握すれば、次に活かせる
-
焦って何社も申し込むと、逆効果になることも
-
信用情報の確認と、正確な申込情報がカギ
審査に落ちても、対策をすれば再チャレンジできます。
大切なのは、「自分の状況を客観的に知ること」。その一歩が、安心した資金管理への近道です。