「返済日、今月ちょっと厳しい…」そんなときに絶対やってはいけないこと
カードローンを利用していると、急な出費や収入の変動などで「今月の返済が間に合わない…」という状況に陥ることがあります。
ただ、このようなときこそ、“正しい対処”がとても重要です。
何もせずに放置してしまうと、遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報(いわゆる“ブラックリスト”)に傷がつき、今後のローンやクレジットカードの利用にも大きな影響が出てしまいます。
この記事では、カードローンの返済が遅れそうなときのベストな行動と、やってはいけないNG行動をわかりやすくご紹介します。
返済遅れがもたらす3つの重大リスク
1. 遅延損害金(延滞利息)の発生
通常の利息に加え、年20%程度の遅延損害金が発生します。
→ 数日の遅れでも数百円〜数千円の追加負担になる場合も。
2. 信用情報に傷がつく
延滞が一定期間を超えると、「延滞」の記録が信用情報に掲載されます。
→ これにより、今後のローン審査やクレジットカードの申込みが難しくなる可能性があります。
3. 督促や差し押さえの可能性
返済を長期間滞納すると、電話や郵送での督促、さらには給料や財産の差し押さえといった法的手段に発展するケースもあります。
返済が遅れそうなときにやるべき4つの対処法
✅ ① 返済日より前に「必ず連絡する」
返済できないと気づいた時点で、すぐにローン会社へ連絡を入れましょう。
正直に事情を話すことで、返済日の延長や分割相談に応じてもらえる場合もあります。
連絡先は公式サイトや契約書に記載されています。
💡 例:「今月の給与が遅れていて、数日中には支払えます」など
✅ ② 一部入金でも構わない場合がある
全額が無理でも、一部でも入金する意思があることを示すことが重要です。
貸付元は「返す気がある」と判断すれば、柔軟な対応をしてくれることもあります。
✅ ③ 他社への借入れで“返済のための借金”をしない
いわゆる「自転車操業」(借金を借金で返す状態)に陥ると、さらに状況が悪化します。
→ 解決にはならず、借入件数・金利・管理負担が増える一方。
✅ ④ 支払計画を立て直す
収支を見直し、返済計画を再構築しましょう。
必要であれば、債務整理やおまとめローンの検討も視野に入ります。
やってはいけない!返済遅れ時のNG行動5選
❌ 1. 連絡を無視する
無断で延滞すると、「返済意思なし」と判断され、強制回収の対象になる可能性も。
❌ 2. 督促を無視し続ける
最初は電話やSMSだけですが、無視し続けると郵送→法的手段へと進みます。
❌ 3. キャッシング枠の使い回し
すでに厳しい状況なのにさらに借入を重ねると、限度額に達し、身動きが取れなくなります。
❌ 4. SNSやネットで愚痴を書く
金融機関名や自分の状況を特定できる内容をSNSに書くのは、信用リスクにもなり得ます。
❌ 5. 「いつか何とかなる」と考えて放置
時間が経つほど利息や損害金は増え、精神的な負担も膨らみます。
返済できなくても“信用”は守れる
返済が遅れたからといって、すぐに「信用が崩壊」するわけではありません。
きちんと連絡し、返済の意思と行動を示すことが信用を守る最大のポイントです。
実際、金融機関側も「生活状況の悪化」や「一時的なトラブル」は想定しています。
連絡さえあれば、柔軟な対応を取ってくれるケースも多いのです。
相談先に迷ったら?無料で頼れる窓口もある
-
法テラス:収入条件付きで弁護士への無料相談が可能
-
消費生活センター:過剰請求や違法な取立ての相談にも対応
-
各自治体の相談窓口:債務整理・生活保護など広く支援
まとめ:ピンチのときほど「連絡」「冷静な対処」が鍵
-
返済遅れには「連絡・部分支払・計画見直し」で対応できる
-
無断で延滞・無視・借金で借金を返すなどはNG
-
信用情報への傷は長く残るため、早期の対処が重要
-
弁護士や専門窓口への相談も視野に入れると安心
「返せないかもしれない」その不安に、ただ耐えるのではなく、
行動することで未来を守ることができます。